栄養サポートチーム(NST)
当院では2007年10月から栄養サポートチーム(NST)を立ち上げ活動しています。NSTとは、個々の患者さんに合った、もっともふさわしい方法で栄養状態を良好に保つために活動するチームです。入院患者さんの中には脳卒中の後遺症で上手く食物を飲み込むことが出来ない患者さん(嚥下障害)や薬の副作用で食欲がないなど様々な理由で栄養不良の状態に陥る患者さんがおられます。そのような患者さんをNSTではいち早く発見・抽出し、現在の栄養管理方法で適しているか、摂取栄養量が不足していないかなどを確認し、色々な栄養療法を提案しています。
NST構成メンバー
医師 NSTのトップが院長です! |
1名 |
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看護師長 | 1名 |
リンクナース | 12名 (各病棟3~4名) |
管理栄養士 | 2名 |
薬剤師 | 1名 |
言語聴覚士 | 1名 |
当院の栄養管理のフローチャート

当院は脳卒中の高度急性期病院という特徴から入院時の栄養スクリーニング(SGA)では低リスクと評価される患者さんが少なくありませんが、脳のダメージによって多くの患者さんが、意識障害や嚥下障害などで消化機能には問題がなくてもすぐに経口摂取が満足にできない状態です。そのような患者さんの低栄養状態の見落としがないよう何重にも栄養評価のチェックが入るよう構築しています。NSTメンバーはもちろん、病院スタッフ全員で患者さんの栄養状態を考えながら治療にあたっています。