
現在の医療において各種画像診断は非常に重要かつ必要不可欠なものとなっています。
当院では 365 日、24 時間体制で各種画像検査に対応し、質の高い画像を提供できるよう日々努力しています。また血管撮影装置を用いた IVR など(脳血管内治療)にも積極的に取組んでいます。
主な装置一覧
CT装置 | Revolution EVO 64 /GE |
---|---|
MRI装置 | SIGNA Creator 1.5T /GE |
血管撮影装置 | Artis zee iBA Twin /SIEMENS |
その他導入機器 | AeroDRsystem /Konica Mobile DaRt Evolution MX8 /Shimadzu ZIO STATION2 PLUS /AMIN Advantage Workstaion(AW) /GE SYNGO /SIEMENS SYNAPSE EX system /FUJI など |
CT検査

CT(Computed Tomography)は、X 線を利用して体の内部(断面)を画像化する検査です。適応は広く全身に及び、MRI 検査と比べ検査時間も短いため患者さんへの負担も少ない検査です。
当院では、頭痛や各種神経症状、打撲などによる怪我、脳や頭蓋に病気が疑われる場合によく行われ、特に頭蓋内出血に対する検出率は高いとされています。
また造影剤を使用することで血管や血流の豊富な臓器の構造を立体的、連続的に把握し3D 画像を作成し、疾患と他臓器の関わり合いを視覚的に掴むことができ、手術などの治療に有効な画像を提供することができます。
MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は強力な磁石でできた筒の中に入り、強い磁場と電波を利用して身体の臓器や血管を撮影する検査です。
頭部の検査では、頭蓋内の断面を画像化して、脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などの病変の診断や観察が行われます。
また、脊髄、脊椎の検査では、頸椎から腰椎にかけての断面を画像化し、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄損傷などの病変の診断が行われます。
CT 検査の様に X 線による被ばくがないので病状の経過観察など繰り返し安心して検査を行える利点がありますが、狭い装置内に入っての検査であることや撮影時間が CT 検査と比べて長いのが短所になります。検査にあたって不安を感じられる方はお気軽にスタッフへお申し出ください。
脳血管造影検査(Angiography)

肘や太ももの付け根の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤という薬剤を流し込みながら X 線撮影を行うことで、血管の状態や、流れを観察する検査です。
これにより血管にできたコブ(動脈瘤)、血管の狭窄、血管奇形、腫瘍などをより正確に把握し、今後の治療方針の検討を行います。
また、当院では必要に応じて脳血管内治療(IVR)も行います。
3Dワークステーション

CT、MRI、血管撮影装置などから得られた画像を解析専用のコンピュータで様々な処理を行うことでより詳しく 2D 画像や 3D 画像を作成することができ、これらの画像は、患者様への説明や手術前の検証など診察室や手術室支援画像として院内で幅広く活用されています。