「脳ドック検診」のご案内

脳ドックで脳の健康管理を
日本は、高齢化率(65歳以上の人口が全人口に占める割合)が28%を超え(内閣府令和元年高齢社会白書から)、超高齢社会を飛び越し、ウルトラ高齢社会とも呼ばれています。この未曾有の高齢社会を健康でかつ幸せに生き抜くためには、脳の健康が最も大切だと考えています。また「脳の健康管理」には、脳ドックが役立つとも考えています。
「脳ドック検診」は、脳卒中、とくに恐ろしいクモ膜下出血をおこす脳動脈瘤が隠れていないか、またどの程度自分の脳が老化しているか・生活習慣病の影響などが分かり、今では、日常生活の指標、健康を守るよき相談相手として身近な存在になっています。
当院では、日本脳ドック学会のガイドライン(2019)に沿って、痛みのないストレスの少ない「脳ドック検診」を行っています。MRI、MRA、超音波検査などの脳の検査を、半日コースで済ませます。検査終了後その日のうちに、専門の脳神経内科医の脳卒中センター長が、あなたの脳の画像を示しながら脳および脳血管の状態を解説して、今後の注意点などを説明し、カウンセリングに力を入れています。心配なことが見つかった場合でも、改善策や予防的治療など、当院で適切に対処します。
最近、忘れっぽくなったり、生活習慣病の治療を受けておられる方、身内にクモ膜下出血にかかった人のおられる方は、一度あなたの脳の具合を調べてみましょう。また、責任ある立場にある働き盛りの人は、心の司令塔である脳を一度検査してみることは賢明なことでしょう。日常の不安が取り除かれ、元気が出ると思います。
脳卒中センター長 長束 一行
・元国立循環器病研究センター 脳神経内科部長
・元市立豊中病院 神経内科顧問
・脳卒中専門医、脳ドック学会認定医
種目 | 検査項目 | 標準コース 64,900円 |
簡易コース 48,400円 |
---|---|---|---|
認定医診断 | 問診・総合診断 | ○ | ○ |
身体計測 | 身長・体重 | ○ | ○ |
腹囲 | ○ | ○ | |
脈拍・血圧 | ○ | ○ | |
BMI | ○ | ○ | |
血液検査 | ※1 | ○ | - |
尿一般 | 尿一般 | ○ | - |
MRI検査 | 頭部MRI(脳実質) | ○ | ○ |
頭部MRA(脳血管) | ○ | ○ | |
頚部MRA(脳血管) | ○ | ○ | |
心電図 | 心電図 | ○ | - |
超音波検査 | 頚部超音波検査 | ○ | ○ |
※1:血液検査では、末梢血液一般、総蛋白、アルブミン、GOT、GPT、γGTP、総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール、動脈硬化指数、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、血糖を検査します。
検査の注意事項
MRIは強力な磁力を用いて脳や脊髄を中心に体内を検査する装置です。そのため検査を受けられる際には注意事項があります。
記載されている検査不可事由に該当する方は、受診出来ませんので必ず『脳ドック受診の注意事項』をご確認ください。
脳ドック受診の注意事項 PDF>>