認定看護師紹介
認定看護師の活動(脳卒中リハビリテーション看護)

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師で、大阪脳神経外科病院のSCU・NCU病棟で副看護師長をしています。
当院は、その名の通り「脳神経外科」の専門病院であり、症例数も多く、最先端の医療を患者様に提供しています。
しかし、「医療の面では充実していても、看護の面ではどうだろう。患者様に満足のいく看護サービスを提供できているのだろうか。」と自分自身に問いかけ、日々疑問を抱きながらこれまで看護を行っていました。
そんななか、脳卒中領域での認定看護師「脳卒中リハビリテーション看護」が新設されると知り、根拠に基づいた、より専門性の高い看護を提供できるよう「自分のステップアップ」と、当院看護師の提供する「看護サービスの質の向上」を目指し、資格取得を志願しました。
志願してから3年目、看護部長の支援のもと大阪府看護協会脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程を受講させていただくことが出来ました。また、授業料は病院からのバックアップもあり、給与も保証されます。金銭面で不自由することなく教育課程を終えることが出来ました。
- 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の知識と技術
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- 脳卒中患者の重篤化を予防するためのモニタリングとケア
- 活動性維持・促進のための早期リハビリテーション
- 急性期・回復期・維持期における生活再構築のための機能回復支援
(日本看護協会HPより抜粋)
脳卒中は、脳出血や脳梗塞など突然に発症し、意識障害や運動機能障害を伴うことも多く、その後の人生や生活に大きく影響する病気です。再発や合併症を予防し、早期離床やリハビリテーションを支援して、患者様を「寝たきり」にさせず、住み慣れた地域でこれまでの生活を、あるいはこれまでの生活に近づけるよう専門的知識をもとに生活の再構築を行う事が脳卒中リハビリテーション看護認定看護師には期待されています。
活動計画
- 院内研修会の実施
- ベッドサイドでのスタッフ指導
- 他職種とのカンファレンスの充実 など
認定看護師支援制度
現在、日本看護協会にて認定看護管理教育課程として21分野が設けられております。
その中の1分野で「脳卒中リハビリテーション看護」の課程を2名の看護師が修了しております。
臨床現場にて熟練した技術と知識を必要とする認定看護師は特定の看護分野の水準の高い看護と看護ケアの拡大と向上にした働きかけが大切です。患者様への質の高い看護の提供に役立てていくために、認定看護師支援に力を入れております。
具体的には認定の教育課程受講時の必要な資金の支援を行います。また受講期間中は出張扱いとして、通常通りの給料が保障されますので、生活の不安を感じることなく勉強に集中することができます。